住宅ローンの収入基準による借入限度額はどうなっていますか?
住宅ローンの収入基準による借入限度額は、以下のようになっています。
■フラット35・財形住宅融資
⇒ フラット35や財形住宅融資では、毎月の返済額の4倍以上の月収があることとされています。
⇒ 要するに、返済は収入の25%までということです。
年収500万円で毎月返済額を12万円とするとどうなりますか?
仮に、年収500万円で毎月返済額を12万円とすると、年間返済額は144万円(12万円×12か月)となります。
これですと、返済は収入の28.8%(144万円÷500万円)となりますので、住宅ローンは組めないことになります。
よって、このケースでは、借入金額を減らしたり、返済期間を延ばしたりするなどして、毎月の返済額を減額する必要があります。
返済額が年収の25%までなら安全なのですか?
一般的には、住宅ローンを借りる際に、返済額が年収の25%までなら安全だといわれています。
しかしながら、資金計画を立てるときに、単に25%という数字のみを目安にするのはリスクが高いといえます。
というのは、たとえ年収が同じであったとしても、家族構成などの相違によって、実際には手取額は違ってきますし、ライフスタイルもそれぞれだからです。
よって、実際に資金計画を立てる際には、現在の家計の状況をよく見直し、購入する前と後での家計を比較することによって、返済能力を客観的に判断することが重要です。 |